コンプレッサーを考える①導入編

サウンドメイキングの難関「コンプレッサー」
Cubase_comp.jpg
難しいですよね。自分もまだよく分かってない事が多いです。
ギター用、ベース用のコンプレッサーを触ったことがある人なら分かると思うのですが、
「音量を均一化する事で上手くなったように聞こえる」
「アタックが強調される」
「サステインが伸びる」
等、使用目的や効果が違って見えてしまう事もしばしば。

輪をかけておかしな解説をするサイトも・・・。
しっかり説明されているサイトもありますが、専門用語ばかりでさっぱり。

「一体コンプレッサーって何に使うの!?」
そんな初心者の声から
「コンプレッサーなんてどれも一緒でしょ。いくつも持つ必要あるの?」
コンプレッサーの種類の多さ、プラグイン自慢のツイートに辟易する皆様の声にまで応えていければなぁと思います。

「いちいち細かい事はいいんだよ!そんなもん分からなくたって良い音作ればいいんだよ!」
まぁそんな声も聞えますが、自分の考えとしては、こういうのを最初に理解しておいた方が近道になるんじゃないかなと。
カット&トライは勿論必要ですがその回数は減り、一回一回の試行錯誤がより良いものになる、と考えます。


◎コンプレッサーの基本
名前の通り信号を圧縮(compress)する。これが基本です。
そんな事、分かってますよね。。。

まぁゆっくり考えましょう。
これさえ分かればDAW付属のコンプレッサーだけでも、
プラグイン自慢ばかりの機材厨に太刀打ちでk(ry

「コンプレッサーを通すと、ある条件で信号(声や楽器の音)を圧縮する(音量レベルを下げる)」
とりあえずこれを念頭に置いてください。
(アップワード型のコンプがあるやんけ!という玄人の方が居るかもしれません。
しかし、歴史的に見てあまり使われることがなく、好んで使う人は居ないと思われるので省略します。
ちなみにアップワード型のコンプレッサーはエキスパンダーではありませんよ~。)

一応参考として、以前ツイッターに上げた画像を貼っておきます。
まだ詳しく説明しませんが、とりあえず眺めてみてください。今は理解しなくても大丈夫です。
中にはこれだけで理解してしまう人も居るかと思います↓

compressor_00.jpg


◎コンプレッサーの中に人が居る
皆さん想像してください。
コンプレッサーの中に人が居るのです。

そして彼はヘッドフォンをして、片手にはボリュームフェーダーを持っているのです。

いたって大真面目ですよ!ついて来てくださいね。
さて、この人はコンプレッサーの中で一体何をしているのか?


彼はヘッドフォンから聞えてくる音声(入力信号)をじっくりと聞いています。
そして、

「うわ!うるさ!ボリューム下げたろ!」

とか

「おお~小さくなったわ、ボリューム元に戻したろ」

とか言いながら物凄い早さでボリュームフェーダーを動かしているのです。

想像できますでしょうか・・・この先こんな説明ばかりになるのでご了承ください・・・。
(どなたかにイラスト書いて頂きたい・・・)

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この人が「うわ!うるさ!」と判断する基準が「スレッショルド」

この人が「こんだけ下がったら許してやるわ」という基準を作るのが「レシオ」

この人のボリュームを動かす手の動きの早さが「アタックタイム」「リリースタイム」に関わってきます
====================================================

そうして彼によってボリュームコントロールされた信号がアウトプットから出てくるのです。

DAW付属のデジタルコンプレッサー、何かともてはやされるビンテージコンプレッサーなど、
コンプレッサーの種類によってこの中にいる人が色々変わるわけです。
耳も悪く動きの鈍いおじいちゃんだったり、元気ビンビンなマッチョ野郎だったりするわけですね。
(必ずしもビンテージなものにおじいちゃんが入ってるわけではないのでご注意ください)


◎音の大きさをどう捉えるか
音が大きい/小さい。
これは我々人間は耳で判断することができます。

しかし、コンプレッサーをはじめ、音響用の機材(VSTプラグイン含む)は人間のような判断は出来ません。
ある程度数値化しないと理解してくれないのです。

そこでデシベル(dB)という単位が出てきます。
アレルギーが出てきてしまう人がいるかもしれませんが、ここは我慢して頂きたい!

ここでは0dBを一番大きなレベルとします。
(実際DAW内ではこれを超えても良いように32bit floatで計算しますがここでは考えないことにします)

-6dBで一番大きなレベルの約1/2(半分)
そこからさらに-6dBすると-12dBとなり、約1/4(半分の更に半分)

こんな感覚は持っていただきたいです。
デシベルについて色んなサイトで分かりやすく解説されているので検索してみてください!(人任せですみません・・・)

では、一番大きな波形"0dB"とはどんな信号でしょうか。
基本であるサイン波を考えてみます。

1kHz_full.jpg
よく分からないですね。
中央の黒い部分、左端あたりを拡大しましょう↓

1kHz_full_zoom.jpg

カクカクしてはいますが、これが1kHzサイン波のフルスイング(最大レベル)の波形です。
こんな信号がいきなりコンプレッサーに入力されると中の人は「うわっ!うるさ!」となるわけです。

では、この大きな信号がコンプレッサーによってどのように圧縮されるかを見ていきましょう。




・・・


次回に持ち越します!!ではでは!!


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